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web会議中に電話がかかってきたら|鳴らさない設定は1つではない

2026年10月15日

4人が映ったノートパソコンの横に置かれたスマートフォンから波紋が広がり、その上に3枚の盾が重なっていて、一番上の盾は波紋を止め、真ん中の盾は端が欠けて波紋が通り抜け、3枚目は机から落ちて床に転がっている様子
4人が映ったノートパソコンの横に置かれたスマートフォンから波紋が広がり、その上に3枚の盾が重なっていて、一番上の盾は波紋を止め、真ん中の盾は端が欠けて波紋が通り抜け、3枚目は机から落ちて床に転がっている様子

「web会議中に電話がかかってきたら」で検索すると、上位に並ぶのはマナーの記事です。基本は出ない、マナーモードにしておく、どうしても出るなら一言断ってから席を外す。ここは正しくて、争う気はありません。

ただ、「マナーモードにしておく」の中身は1つではありません。 鳴らないようにする設定はiPhoneとAndroidにそれぞれ複数あって、通ってくる相手も、通る条件の時間も違います。同じ「同じ相手が続けてかけてきたら通す」という例外が、iPhoneは3分、Androidは15分です。この記事では、その違いを公式ページの記述から引きます。


この記事の内容
  1. 鳴らないことと、着信しないことは別です
  2. 「繰り返しの着信は通す」の幅が、3分と15分で違います
  3. 取引先を連絡先に入れているなら、「消音」は効きません
  4. 効かなくなる場面が、公式に2つ書かれています
  5. 出ると決めたときに押すボタンで、相手に起きることが変わります
  6. 商談の前に決めておくこと
  7. 分からなかったこと

鳴らないことと、着信しないことは別です

先に、言葉の整理から。Androidのサイレントモードについて、Googleのヘルプはこう書いています。

「アラーム音は鳴りません。電話、メッセージ、通知が届いても、端末は振動せず、音も鳴りません。音楽、動画、ゲーム、その他メディアの音は鳴りません。」(Android のモードとサイレント モードで割り込みを制限する)

読むと分かるのは、「届いても」鳴らないと書いてあることです。着信そのものは来ています。来ているなら、OSは通話の音声をそちらに渡そうとします。音が鳴らなくても、会議の音は止まります。その仕組みはスマホから参加するときに止まる瞬間に書いたので、ここでは繰り返しません。

鳴らさない設定は、音を止めるためのものです。着信を止めるものではありません。着信ごと止めたいなら機内モードまで行く必要があり、そうすると商談の回線も切れます。

「繰り返しの着信は通す」の幅が、3分と15分で違います

どちらのOSにも、集中モード(おやすみモード)の例外として「同じ相手が続けてかけてきたら通す」があります。緊急の連絡を取りこぼさないためのものです。ここの幅が、公式の記述で5倍違います。

iPhone。Appleのユーザガイドは、集中モードの「連絡先」の設定についてこう書いています。「特定の連絡先グループからの着信を許可するオプションや、繰り返しの着信(同じ相手から3分以内に2回以上の着信)を許可するオプションをオンにすることもできます」(iPhoneの集中モードで通知を許可する/オフにする)。

Android。同じGoogleのヘルプには、「15 分間のうちに同じ相手から 2 回電話がかかってきた場合に通話を許可するには、[同一発信者による再着信に割り込みを許可]をオンにします。」とあります。

30分の商談で考えると、意味が変わります。iPhoneは3分以内に2回なので、相手がかけ直すまでに3分空けば鳴りません。Androidは15分なので、商談の前半にかかってきた電話をもう一度かけ直されると、後半で鳴ります。名前が似ているだけで同じ機能ではないので、片方の端末で確かめた挙動をもう片方に当てないでください。

机の上に2台のスマートフォンが並び、左のスマートフォンには小さな砂時計、右のスマートフォンにはそれよりずっと背の高い砂時計が立ち、左からは1本、右からは3本の波紋が広がっている様子
机の上に2台のスマートフォンが並び、左のスマートフォンには小さな砂時計、右のスマートフォンにはそれよりずっと背の高い砂時計が立ち、左からは1本、右からは3本の波紋が広がっている様子

取引先を連絡先に入れているなら、「消音」は効きません

iPhoneの電話アプリには、集中モードとは別に着信スクリーニングがあります。Appleのサポート記事によると、設定は「設定」→「アプリ」→「電話」で、選択肢は「しない」「通話の理由を尋ねる」「消音」の3つです。「消音」についてはこうあります。

「『消音』では、これらの着信を自動的に消音にして留守番電話に送ります。」(iPhoneで不明な発信者を管理する)

ここが商談と噛み合いません。同じページに、こうも書いてあります。「家族、友人、お子様の学校、病院など、重要な番号は連絡先に追加してください。こうしておけば、これらの着信は常に表示されます。」

つまり消音が効くのは、連絡先に入っていない番号だけです。商談中に鳴ってほしくない電話は、たいてい社内の人か別の取引先からで、どちらも連絡先に入っています。鳴らしたくない相手ほど、この設定の対象外です。 知らない番号を黙らせる設定なので、迷惑電話には効きますが、商談を止める電話には効きません。

効かなくなる場面が、公式に2つ書かれています

同じAppleのページには、スクリーニングが働かなくなる条件も書かれています。上位10件のどこにも出てきませんでした。

1つ目。「緊急サービスに電話すると、着信スクリーニングは24時間オフになります。」 現場で何かあって緊急通報した翌日は、設定が入っていても鳴ります。

2つ目。ローミング中はスクリーニングが無効になると書かれています。海外出張先から商談に入る日は、この設定を当てにできません。

どちらも「設定したから大丈夫」が崩れる条件です。そして設定の画面を見ても、いま効いているかどうかは分かりません。 画面の表示は変わらないので、思い出す以外に確かめる方法がありません。

出ると決めたときに押すボタンで、相手に起きることが変わります

鳴ってしまって、出ると決めた場合。会議ツールの側にも選択肢があります。Zoomの公式ヘルプは、会議中に着信があったときの通知に3つの選択肢を挙げています。「Hold Meeting Audio & Accept」(会議の音声から離れて着信に出る)、「Send to Voicemail」(会議に残り、着信を留守番電話に回す)、「End Meeting & Accept」(会議を出るか終了して着信に出る)です(Viewing inbound call notifications for the Zoom app and Zoom Web App)。これはZoom Phoneの着信通知についての記述で、携帯の着信とは別の話です。

それでも、3つの違いは知っておく価値があります。3つ目は会議を終了します。主催者が終了を押すと、部屋そのものが閉じることがあります。退出と終了で何が変わるかは「退出」と「会議を終了」の違いに書きました。電話に出るつもりで会議を閉じると、相手を外に放り出します。

1つ目を選んだときも、相手には何も伝わりません。会議には残っているので、画面にはこちらの映像が出たまま、声だけ届かなくなります。相手から見ると、ただ黙っているように見えます。押す前に「少し席を外します」と言うほうが早いです。

商談の前に決めておくこと

ここまでの公式の記述から、順番にすると4つです。効果を測ったものではなく、上に引いた記述から導いた決め方です。

  1. 集中モードの「繰り返しの着信」を見る。 自分の端末がiPhoneなら3分、Androidなら15分の幅で鳴ります。切るか残すかを決めておく。
  2. iPhoneの「消音」は商談対策にならないと割り切る。 連絡先に入っている相手には効きません。
  3. 緊急通報した日と、海外にいる日は設定を当てにしない。 公式に効かないと書かれています。
  4. スマホで商談に入るなら、電話は別の端末に置く。 着信が来た時点で音が止まるのはOSの仕組みで、設定では変えられません。

4つ目が一番効きます。設定をどう組んでも、鳴る可能性は残ります。商談に使う端末と、電話がかかってくる端末を分けてしまえば、鳴っても会議の音は止まりません。

分からなかったこと

「繰り返しの着信」の例外が既定でオンかオフかは、どちらの公式にも書かれていません。端末や初期設定で変わる可能性があるので、自分の画面で見てください。

携帯の着信があったときに会議ツールが何を表示するかも、ツールごとに違います。上で引いたZoomの3択はZoom Phoneの着信通知のもので、携帯の着信に同じ画面が出るとは書かれていません。自分たちでは、他社ツールの画面を端末ごとに並べて確かめていません。 書けるのは公式に書いてあることだけです。

通知音のほうは着信とは別の経路で鳴ります。そちらは通知音が相手に聞こえるときに分けて書きました。


Meetnectはブラウザだけで動くオンライン商談ツールです。端末の着信をこちらから抑えることはできないので、できるのは鳴ったあとに残るものを減らさないことだけです。商談中に文字起こしを進めているので、電話で席を外していた数十秒も、終わった時点の議事録には入っています(商談後のお礼メールに議事録を添えるとき)。鳴らさない設定そのものは、上に引いた公式ページのとおりに決めてください。

商談しながら、議事録ができています

Meetnect はブラウザだけで動くオンライン商談ツールです。相手は登録不要、URLを開くだけ。通話中に文字起こしが進み、終わった時点で「誰が何を言ったか」まで残った議事録ができています。7日間、カード登録なしで試せます。