web会議の招待URLに有効期限はある|公式の日数を確かめた
2026年9月26日

前に届いた招待メールのURLを押したら、会議に入れなかった。この記事は、そのときに何が起きているかの話です。web会議の招待URLには期限があります。ただし「何日か」より「いつから数えるか」のほうが実務に効きます。 Zoomは予定の日から、Teamsは予定の時刻から、Google Meetは最後に使った日から数えます。3つとも公式の記述まで当たって、日数と延びる条件、そして切れたときに招待された側ができることを整理しました。
上位が書いているのは「切れない」か「365日」
「web会議 招待URL 有効期限」で検索すると、答えは2つに分かれます。ひとつは「Teamsのリンクは半永久的に機能する」。もうひとつは「Google Meetの会議コードは365日」です。
どちらも根拠のあるページから来ています。ただ、Zoom・Teams・Google Meetの3つを、いまの公式の記述まで当て直した記事は見つかりませんでした。 上位10件を読んだ範囲では、日数を並べるところで止まっていて、その日数を「いつから」数えるのかを書いたものがありません。
ここが実務で詰まる点です。日数だけ覚えていると、定例で同じURLを使い回している商談が、いつ死ぬのか分かりません。
Zoom:予定の日から30日。開き直せばまた30日
Zoomのサポートは、ミーティングIDの種類ごとに期限を書いています。単発の予定は「A scheduled, non-recurring meeting ID(also known as a one-time meeting ID)will expire 30 days after the scheduled date」。予定を作った日ではなく、予定の日から30日です。
そして「If you restart the same meeting ID within the 30 days, it will remain valid for another 30 days」。30日のうちに同じIDで開き直せば、そこからまた30日になります。
定期ミーティングは別で、「A recurring meeting ID expires if you haven't started a meeting occurrence for 365 days」。個人ミーティングID(PMI)も同じ365日です。即時開始のミーティングは、終わった時点で消えます。
Teams:予定の時刻から60日。「半永久」は公式の表と合わない
Microsoft Learnの仕様ページには、会議の種類ごとの表があります。単発の予定は「60 days after meeting scheduled time」、終了日のある定期は「60 days from end date or 60 days from last occurrence, whichever is longer」、終了日のない定期は「1 year after the last access, joined, or meeting updated」です。
延び方も書かれています。「When a meeting is joined or updated before its expiration limit, an extra 60 days are added to the expiration limit」。参加するか、予定を更新すれば60日足されます。 使い続けているうちは切れないという意味です。
ここで日本語の解説と食い違うのが、切れたあとの挙動です。「URLは変わらず半永久的に機能する」と書いているページもありますが、公式の表には「When these meetings expire, users can't join using the link」とあります。公開プレビューの注記付きなので、今後変わる可能性がある前提で読む必要はありますが、リンクから入れなくなると公式が書いているのはこちらです。
Google Meet:カレンダーから作ったものだけ60日
Google Meetのヘルプは、会議コードの期限を「どこで作ったか」で分けています。Meetのホーム画面、Gmail、Chat、Classroom、Outlookなどの外部アプリから始めた会議は、どれも「最後に使用してから365日」です。
カレンダーから始めた会議だけ、60日が出てきます。 条件は2つ並んでいます。「会議コードが 60 日間使用されていない」と「会議コードが、今後のカレンダーの予定に関連付けられていない」。英語版は「Meeting codes expire when these conditions are met」と複数形で書いているので、両方そろったときに切れる、という読み方になります。
この2つ目が効きます。予定を消せば、コードは「今後の予定に関連付けられていない」側に回ります。さらに、会議室のハードウェアやニックネーム付きの会議は、全員が退出した時点ですぐ切れます。ブレイクアウトルームも、本会議が終われば直ちに期限切れです。
切れたとき、招待された側にできることは無い

ここが一番大事なところです。期限切れのURLを押した側には、打ち間違いと区別がつきません。
Zoomのエラーコード3038は、サポートに「Error 3038 means the meeting ID link has expired so the meeting number is no longer valid」と書かれています。番号が無効だと言われるので、押した側はIDを見直したり、別のブラウザで開き直したりします。全部無駄です。
直し方も公式に書かれていて、主催者が予定の時刻を編集して、これからの予定に戻す必要があります。つまり主催者が動くまで、招待された側は何をしても入れません。 開始時刻の直前にこれが起きると、そのまま数分が溶けます。
だから招待された側の実務としては、押して入れなかった時点で番号を疑わず、先に連絡するのが早いです。「URLが期限切れのようです」と伝えれば、主催者は自分の画面で確かめられます。
同じURLを使い回すなら、予定を消さない
以上から、送る側がやることは4つに絞れます。
1. 定例は「定期」で作る。 単発の予定のURLを使い回すと、Zoomでは最後に開いた日から30日で切れます。定期で作れば、最後に開いてから365日です。
2. 終わった予定をカレンダーから消さない。 Google Meetは「今後の予定に関連付けられているか」を見ています。掃除のつもりで消すと、期限の条件に近づきます。
3. 古い招待メールを再利用しない。 数か月前のURLを転送するのは、いちばん切れやすい使い方です。日程が決まったら、その予定から出し直します。
4. 相手が入れないと言ってきたら、まず自分の予定を見る。 相手側の環境を疑う前に、予定が過去に落ちていないかを確かめます。会社のネットワークで弾かれている場合は別の原因なので、そちらは社内ネットワークでweb会議が繋がらないときに書きました。
Meetnectでは、予約を作った時点で商談ごとのURLが決まります。日程を決めた瞬間から、招待メールに載せるURLは本番と同じものです。それでもこの記事の確認は変わりません。招待に載っているURLが、いまも生きている予定に紐づいているか。これはどのツールを使っても、送る側が見る場所です。
参考
- Google Meet の会議コードについて(Google Meet ヘルプ)
- Frequently asked questions about meeting and webinar IDs(Zoom サポート)
- Zoom error code 3038(Zoom サポート)
- Scheduling a recurring meeting(Zoom サポート)
- Limits and specifications for Microsoft Teams — Meeting expiration(Microsoft Learn)